いわた整形リウマチクリニック

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交通事故でむち打ちの相談


「交通事故のむち打ち」の治療に困られている方、これから治療を受けようとされている方にお書きします。

 例えば下記のようなことはほんとうに多くあります。



 「昨年11月末に衝突事故に遭い、むち打ちで現在も通院中です。今通院している整形外科は、投薬(痛み止め、胃薬、筋肉のコリをほぐす薬、湿布)とリハビリ(機械で2種類)をして1週間に1度の診察です。事故後2〜3週間は痛みが強く薬を服用していましたが、今現在は耐えられない痛みではない為薬は飲んでいませ ん。
 首の痛み、筋肉が突っ張るような感覚などが未だに改善されません。むち打ちの治療法はこの様なものなのでしょうか?」
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 まず上記のような急性期(交通事故後1から2週間程度)を過ぎた首の痛み、筋肉が突っ張るような感覚の症状に鎮痛剤(たとえばロキソニン、ボルタレン、イブなど)や筋肉のコリをほぐす薬(たとえばテルネリン、ミオナール)は無効です。

 その患者さんの状態(どんな状態がもっとも症状が出るのか、温めると良くなるのか、雨の日は悪くなるのかどうか、冷え症か暑がりか、抵抗力があるのかないのか、イライラしているとか、睡眠がちゃんとできているとか、などなど)を把握し、西洋医学的にも東洋医学的にも身体を診察して漢方薬を処方します。

 漢方薬には外傷(打撲や捻挫)を治癒に促進する薬、雨の日に症状が悪化するのならその悪化を改善する利水剤、冷えで悪化すれば温める薬、温めると悪化したり、熱があれば清熱剤、イライラを改善する理気剤などあり、その患者さんの状態に合わせて投薬をします。漢方薬ではオーダーメードで治療ができますが、西洋医学の薬剤ではこのような治療は未だにできません。
 

また個々の患者さんに合わせて理学療法士によるリハビリテーションを行います。患者さんのいろいろな状態に対応し、治療しますのでリハビリテーションもオーダーメードでの治療になります。

 (むち打ちは頚部捻挫、頸部外傷症候群などともいいます。)



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いわた整形リウマチクリニック
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